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2018年10月26日 (金)

パコック~カレイミョ路線(北半分)に乗る:前振り。

カレイミョの朝、5時過ぎにホテルをチェックアウトして、さてバイクタクシー探すか、と思ったら、ホテルの前に滑り込んできたバイタクが、昨日のヒトマー往復に使ったおっちゃんでびっくり。明日朝の汽車に乗るんだ、と話してたのを覚えてたんだな。商売機会は逃さない。努力に敬服です。

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出発を待つ140DN列車ガンゴー行き。左のLRBEが・・・

そのカレイミョからのガンゴー行き140DN列車は、当方が駅に着いた時点ではまだ機関車が起動していませんでした。
駅構内をうろうろするうち、空が次第に明るくなっていき、駅の脇に設けられた小さな機関区でDF2002号機のエンジンが音を立てて動き出し、朝の涼しい空気の中、一日の始まりを感じます。

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出札窓口内に呼ばれ、こちらで外国人用乗車券を購入。

機関車は程なく動き出し、転線してホーム側に据え付けられた客車に連結され、ちょうど同じ頃合い、切符の販売が始まりました。
他の乗客と一緒に並んで購入を試みるも、「あ、外国人?こっち来て」と発券事務室に呼び入れられ、例によってパスポート見せて外国人様式の横長の乗車券を購入。台帳の1ページ前に購入した外国人は、やっぱり知った名前の顔馴染みの方でした。

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日が昇って来ました。さあ、間もなく出発です。

今日の編成は機関車後位にショーティ尺のOrdinary2両、貨車改造の“代用客車”1両、最後尾にカブース1両の短編成。

各ボックスに1~2名の乗りで、定刻6時半に出発します。

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まだ朝靄の美しい朝7時前の車窓。

ここから南へ向かう線路は、ここカレイミョ(ミョは“街”の意味なので、駅名としてはカレイが正しいようです。駅名標もそのように書かれています。)とパコックを結ぶ路線として、(以下MR公式によれば)まず南のパコック側から、

1994年11月13日 Pakhokku – Myaing - Myosoe間開通
1995年3月18日 Myosoe - Zebyar間開通
1997年4月9日 Zebyar - Kyaw間が開通し、現在の南側区間(日本だったら、パコ・カレ南線とでも呼ぶでしょうか)が形成されています。
他方カレイミョ側はほぼ同時期に、
1995年4月23日 Kalay – Natchaung間が開通、続いて
1996年2月5日 Natchaung – Gangaw間が開通して、現在運行されている北側区間が開通しました。
そして残るガンゴー~ヂョー間36マイル弱ですが、
1997年7月17日にGangaw – Yaymyetni間が、そして
2007年1月27日に最後のKyaw-Yaymyetni間が繋がり、これでパコック~カレイミョ感が全通したことになります。 
この最後に開通した約27マイルの区間には、ミャンマー国鉄MR最長、5,610フィート(約1.71km)のPonnyataungトンネルの難工事が含まれていました。
なのですが、だがしかし。
開通から数年の間(少なくとも2009年の新聞記事には、このトンネルから飛び出してくる旅客列車の画像を確認)はこの区間で旅客営業運転がされていたようなのですが、
その後の自然災害(水害による路盤流出?)によりガンゴー~ヂョー間の運転は休止、北側と南側の両側区間でのみ旅客営業がなされ、特に北側は他のMR路線とは線路の繋がらない孤島状態となってしまいました。
そのお陰でか、近年までカレイミョ近郊ではLRBE列車の運行がなされ、日本人鉄の方も訪問したりしていたわけですが。

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ポンニャタウン・トンネルから出てくる列車を写したThe New Light of Myanmar紙。

そしてこの北側区間、カレイミョ近くの橋の老朽化(って、開通20年かそこらで、いったいどんな作り方してたんだか)により重量DLの走行が出来なくなったため、更に北側半分のハンタワディ~カレイミョ間はLRBE牽引による軽量列車の運行、南側のハンタワディ~ガンゴー間は通常のDLが牽引する列車と、途中で乗り換える形での運行形態を余儀なくされていました。
また以前ナッチャウン駅に掲げられていた時刻表を見ますに、ガンゴーまでの全区間列車のほか、途中のナッチャウン、ハンタワディ、ムエレまで3往復の区間列車の設定もなされていたようです。2年前には、ナッチャウンまでの1往復のLRBE列車のみが残っていましたが。

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4往復時代の時刻表(2016年12月、ナッチャウン駅にて)。

そして問題の橋梁の改修のため、2017年末頃に数か月間ナッチャウン~カレイミョ間で列車の運行を全面停止して橋の架け替え工事が行われました。この結果、列車運転は再開されましたが、重量級のDLが無事にカレイミョまで直通できることとなり、国内最後の定期運行LRBE列車は敢え無く消滅。

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まだ肌寒い時間帯。皆さん厚着してますね。そして早起きはやっぱり眠いのは皆同じ。

現在では、カレイミョとガンゴーをそれぞれ朝出発、途中駅で交換し、目的地に午後に到着するという1日1往復の運行形態になっています。

長くなりましたので、別記事に分けて続けます。

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補修工事がなされたのは、この橋かな??

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