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2018年10月28日 (日)

ポンニャタウン・トンネル訪問。

ガンゴーからヂョーまでは峠越えのつづら折りの道。左手には現在運行停止となってしまった線路がチラリと見えたりもします。途中の集落で何人かの乗客を降ろし、峠を越えて少し下りはじめた茶屋で小休止し、2時間弱ほどで目的地のヂョーに到着しました。

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休止中の線路を見ながら峠へ向かって走っていきます。

ここでバイクタクシーを捕まえて向かったのは、先日の記事でチラッと書いた、この路線で最後に開通し、新聞紙面を華々しく飾り、そして運行休止となってしまった全長5,610フィート(約1.71km)のポンニャタウン(Ponnyataung)トンネルです。

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国道からトンネル出口へ降りる道の分岐点には立派な碑が建てられていました。

日暮れが近づきつつある今来た道を先ほどのミニバスの休憩所付近まで戻り、細い道に分け入っていきます。最初は簡易舗装だった道も途中数軒の家があった集落から先は更に悪くなり、なんだか坪尻駅に下りる道を彷彿とさせますが、程なくトンネル東口の駅が現れ、右手側には、トンネルの開口部が。

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立派な貫通記念碑?が建てられたトンネル東口。

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記念碑の裏側にはこんなことが書かれています。

新線開業記念あたりと同じ、立派な記念碑が建ち、そしてトンネルの前には、何を思ったのでしょうね、このパルテノン神殿を思わせるような飾り柱が左右に立ち並んでいます。この光景はGoogle mapの衛星写真でも確認出来る大規模なもの。いったい何故こんなものを作ろうと思ったのか、小一時間問い詰めてみたいところです。

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荘厳な雰囲気さえ感じますな。

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トンネルポータル?の上部に書かれているのは、トンネルの長さでしょうか。

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遠く先の方には反対側の出口の明かりが見えますね。内部は崩落してないということで。

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トンネルから飛び出してくる列車を捉えた英字紙。見てみたかった、乗ってみたかった光景。

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Google mapでもハッキリと見てとれますね。

開通当日にはここでさぞかし派手な記念式典が開催されたことでしょう。

トンネルの中を覗いてみると、少なくとも見える範囲には崩落等は見られず、反対側の開口部の明かりが見えます。このトンネル内部が崩落して走れなくなったわけではないのですね。
そして東口駅。Wikiの「List of railway stations in Myanmar」には出て来ないので、立派な駅名標は立っていますが、信号場扱いだったのかな。
残念ながら、時刻表などの掲示物は一切なく、列車運行当時はどのような運行形態だったのかを知ることは出来ませんでした。

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トンネル東口駅?信号場?

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構内線路配置図が残されていました。これには「駅(ブダー)」と書かれてますね。

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こちらの国鉄MRの資料には、Kyawの隣駅に、駅名コードの記載はないものの、「トンネル東口」「トンネル西口」の駅名が並んでいますね。
そして、ガンゴーまで向かう途中の「メ」駅が気になる。ミャンマーで最も短い駅名なのは間違いない。

帰路は、近所の住民に「行けるよ-」と教えられたため、同じ道を戻らず、線路の側道をヂョー方面へと走ります。

直ぐに、路盤が崩落して線路が宙に浮いている区間があり、こういった粗製濫造な築堤路盤の簡単な崩壊の影響で、そして修復する予算手当不足から、この国には、それなりの額を投じ、場合によっては恐らくは強引に土地を収用し、建設されて走り出したはいいものの、幾年も経たずに運行停止となってしまった鉄道路線があちこちに点在しています。

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国道を跨いでいた線路の橋。

この路線など、峠のトンネルを越えてから麓の街に下りていく車窓など、姨捨を彷彿とさせるような雄大な光景が広がっており、南線には三段式スイッチバックもあり、風光明媚な観光路線となり得たかもしれません。

現在は、このトンネルやコンクリート製の橋梁などがその残骸を留めるのみ。勿体ない話です。

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駅構内を一歩外れたところに、既にこんな路盤消滅箇所が。。。

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