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2018年10月23日 (火)

落穂拾い@ピィその2。

同じルートをクルマで2時間かけてピィに戻り、ピィ13時発のレッパダン行き610DN列車。近年までLRBE運行のカーヤター列車だったことで一部その筋の方には有名?な運用ですが、現在は既に日本型RBEに置き換わり、この日は元のと鉄道のRBE2513+2514の2両編成。前方の2514がクロスシートだったためこちらに席を取りましたが、2両とも席は埋まり、立ち客、というかジベタリアンも出る結構な乗り具合。

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半日ぶりにピィ駅に戻って来ました。

暫く前にこの列車に乗りに来た友人は、単行列車だったため大混雑だったとのことでしたが、その混雑ぶりを見て増結されたのなら、MR、キチンと仕事してますね。

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ピィの機関庫からレッパダン行きのRBE列車が出庫して、ロータリーを回ってピィ駅へ入線してきます。ちょっとばかり併用軌道に見えますね。

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元カーヤター列車だったためか、外国人向け切符は用意されず、ミャンマー人と同じ硬券乗車券を渡されました。

13時定刻、朝と同じ方向に走り出した列車は、先ほどのモウザ・ランゾウン駅に直進して入り、左手にシュウェタガー方面への線路を分けます。そしてこのジャンクション駅を出発して直ぐに左手後方から線路が近づいて合流、これでデルタ線の3方向全部に乗ることが出来てすっきりしましたね(苦笑)。

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モウザ・ジャンクション駅の本駅舎はこの東西路線上にあります。

最初の駅モウザは、航空写真で見ると円形の地形を横切る線路の真ん中に設けられているように見えますが、こちらがミャンマー初の世界遺産サイト「Pyu Ancient City」を形成する3つの遺跡群のウチの一つスリクシェトラの外堀なのでしょうか、その真ん中を通り抜けていくことになります。
この遺跡が都市として機能していたのは9世紀頃までということですから、進出してきたイギリスが、被占領国の王都をぶち抜いて鉄道を建設したとかいう類いのものではありませんが、随分思い切ったルートですね。

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パディゴンで小休止、対向のメイル列車との交換待ち。

ここから南へヤンゴンへと向かう線路は、今から140年前の1877年にイラワジ州鉄道(Irrawaddy State Railway)が開通させた、ミャンマー最初の鉄道161マイルの区間にあたります。沿線は豊かな穀倉地帯で、大きな山越えや川もなく、ほぼ真っ直ぐな線路が敷かれ、最近の、後から作られた新線と異なり、駅の周囲に街が形成されているのが地図からよく判ります。

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イギリス時代の古い路線、駅舎も昔のものを使っているところが多いです(ジョーピンガウック)。

とはいえ、途中にマンダレー本線側と比べて大きな都市が続くわけでもなく、一つの駅の前後に集落が広まったかと思うと、発車した列車はちょっと走ると直ぐ市街地を抜けてしまい、また両手に広々と田んぼが広がる光景の中を進んでいくことになります。

列車が2番線側に止まってエンジンを止めたのは出発して1時間半ほどたったパディゴン。列車の行き違いだというので一旦列車から降り、駅舎脇の売店で炭酸飲料を買って飲むうちに、少々の遅れで現れたのは、ヤンゴンからのピィ行き63UP列車。本来は少し手前のテゴンですれ違う筈が、少々遅れたため当方が少し進んできた模様。
編成内に古いアッパー車両に加えて郵便車も連結している「サポーヤター(Mail)」でした。

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駅舎もホームもない小さな停留所でも下車して家路につく乗客が(ThinPanKoneと思われる停留所)。

次第に西に傾きつつある柔らかな太陽を浴びながら、途中の駅や、駅舎もホームもない無名の停留所などに一つずつ停まりながら、少しずつ乗客を降ろしつつ列車は走り、16時半頃のジョーピンガウック、オッポ付近は今年の頭に小学校の修復プロジェクトの関係で出張に来たところ。このあたり、線路/国道沿いは兎も角、少し離れると雨季に直ぐに水が溢れるエリアです。
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中国製新型車両を連ねた急行71UP列車とはオッテゴンで交換。同系色に塗られた大連製の機関車に引かれ、結構なスピードで砂煙を上げて通過していきました。

そして車内に残る乗客もごく僅かとなり、日もとっぷりと暮れて真っ暗になった19時少し前、終点のレッパダンに少々早めの到着です。まだ明るければ機関区にLRBE見せて貰いに行ったのですが、もうそんな時間でもないですね。

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夕暮れ間近の車窓、パゴダの上に赤く染まった雲が見えました。

ここからヤンゴン市内の自宅までは,クルマを飛ばしておよそ3時間強ほど。
さ、帰りましょ。明日からはまた忙しいし。

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終点レッパダンに到着です。

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