大学のため、じゃないの?(マグウェ~カンビャ路線に乗る、の2)。
マグウェ市街地近くの教育大駅を徐行通過。職員をおろしました。
ここからカンビャへの区間列車ということは、マグウェ駅よりも市街地に近いこの駅から、この路線の存在意義である薬科大学への通学客を乗せるという意義があった筈ですが、今はそのような需要はないようです。
最初の途中乗車客があったのは、マグウェ空港近くの国道との踏切を過ぎたところ。勿論正規の停留場ではなく、小川を渡るコンクリート橋の構造物をホームというか足場にして乗り込んできたのは、3段重ねのお弁当箱を手にした大学生と思しき女性。
そして市街地を離れてスピードを少し上げた列車は、朝日に照らされた田畑をトコトコと進んでいきます。左手に立派な建物が建ち並ぶエリアが見えてくると、程なくマグウェ薬科大学駅に到着です。大学の校舎に加えて、病院や寮など、航空写真で見るとほぼ正方形に開発され、平野有刺鉄線で囲まれたこの一帯は、周辺の農村地帯とは別世界なのかもしれません。
この薬科大学駅で、通学の大学生が退去下車・・・してくれれば説明がし易いのですが、この駅からは20名以上の子供達が退去して乗り込んできたのには驚かされました。緑色の制服に身を包んだ、恐らくは中学生でしょう。それに小坊主達。カメラを向けると恥ずかしがって姦しい。
次の停車駅は終点カンビャですが、どうやら皆さん、カンビャにある学校に通う足としてこの列車を使っているらしく、それならばこの路線の運行も、大学の開講時期ではなくて、小中学校の学期に合わせて運転してやるのが筋なのではないでしょうかねえ。実は便宜的にそうなってたりするのかな。
「技術大学」との補助標記が駅名標に書かれた終点カンビャまでは、運転士さんの説明によると片道38分ほどでした。列車から飛び降りた子供達はそれぞれに学校に向かって走り去り、数名の大人は・・・ 薬科大学で下りなかった途中乗車の女子大生は、この技術大学に通っているのでしょうかね。
当方も、未舗装の駅前どおりをのんびりと歩いて国道に向かいました。
ここからだと最寄りの空港はバガンのニャウンウー空港なのですが、ここからのヤンゴン便はこの日は夜までなく、他方で夜は仕事ご飯の予定があったため、ネーピードーへ向かい、13:30発のUB112便でヤンゴンに戻ることにします。
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