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2019年3月21日 (木)

ジャカルタMRTJ試乗。

明けて21日、スカルノ=ハッタの新しい第3ターミナルで国内線側に移動してスーツケースを預け、タクシーで市内へ移動。 
本日の目的は、この5月に運行を開始しているインドネシア初の地下鉄と言ってよいでしょうか、都市高速鉄道MRT…インドネシアあるあるの一つなのですが、正式運行開始前にSoft Openと称して、スタッフの習熟を兼ねつつ市民向けの試乗を始めており、それに申し込んだらあっさりと当選してしまった(抽選になっていたのかすら怪しい)ので、これに試し乗りに来てみた次第。
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ブンダランHI駅入口。以前の職場のすぐ近くに出来ました。もう通勤はこれでよい?

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KCJの回転バー・タイプではなく、日本式の自動改札機が設置されています。スタッフさん達も研修中、かな。

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ホームの様子。朝8時から試乗は始まっている筈ですが、全然列車が来ません。

この試乗会、報道によると週末は長蛇の列で大混乱!とのことでしたが、ジャカルタ在住パクアン先生と落ち合って北側の終点、以前の職場最寄りのBundaran HI駅に来てみると、平日のこの日は運行開始時間になってもホームで待つ試乗客は50人程度でしょうか、至って平穏。なのですが、運転開始の時刻になっても列車は現れません。1時間近くも待たされ、パクアン先生は呆れて帰ってしまい、こちらはこちらで次への移動が不安になって来た頃、漸く始発列車が到着。
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漸く、南行きの初列車となる、北行き列車が到着。

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南行き列車の車内。座席がプラスティック製であること以外は、日本の電車と殆ど変わらない雰囲気です。

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流石は日本車輌製なだけはありますね。

この日は(後で分かったことですが)緊急時に片線のみを使用して運行する訓練を実施していたようで、列車は普段(というか、今後の営業運転に入って以降)の右側通行ではなく、東側の線路だけを使用して上下列車を運行する、即ちレバックブルスに向かう列車は左側通行をするというイレギュラーな形で、極めてゆっくりとしたスピードで、一駅毎に随分と長く停車しながら、ゆっくりゆっくりと走っていきました。
そして列車はBlok-M駅で運転終了となり、中線側に停車していた別の編成に乗り換えとなり、ここからは通常どおりの右側通行で快走し、終点レバックブルスへ。
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地上区間に出ると、ホームドアも腰までの高さとなるのも日本と似ています。

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高架鉄道から眺めるジャカルタの車窓も新鮮… ってKCI中央線も高架鉄道でしたね。

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高架区間の各駅はこんな感じ。

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駅名標には、両側の駅名を書いて欲しいところですが、車内のモニターがあるから、いいのかな。

以前円借款関係の部署にいた際にほんの少しだけ関わったことのあるこのジャカルタ都市高速鉄道「MRTJ」、現在建設工事が進められている北側区間はコタ・カンプンバンダンまで延伸され、ジャカルタの市街地を南北に貫く大動脈となります。運賃は高い高いと言われているようですが、同じように既存の交通機関に比べてべらぼうに高いと思われたバンコクのスカイトレインや地下鉄も、数年後には常に満員の盛況となっています。経済発展に伴い、ホワイトカラー中間層が激増しているこういった国々では、この位の運賃を支払っても定時に快適に移動することが出来ることを選択できる人たちが大勢いるということでしょう。現在の列車は6両編成ですが、設備は既に8両編成対応で作られていますが、それでもあっという間にキャパシティは足りなくなってしまうかもしれません。
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終点レバックブルスで折り返していきます。

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上り線のホーム北側からは、電留線が見えます。

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身をくねらせながらS字カーブを曲がって出発していく北行き電車。これからの活躍に期待しています。

試運転では乗ったことにならない、などと茶化す友人もいるので、まあ、近いうちにもう一度乗りに行かなければならないですかね、ジャカルタまで。
 

 

 

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