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2021年10月29日 (金)

ビエンチャンに到着。

仁川空港内で一泊仮眠の後、ビエンチャンに到着しました。

朝08:05発のラオス航空QV924便は、チャーター便の扱いとなっているそうで、昨日成田から飛んでくるアシアナ航空OZ101便から荷物はスルーで運べるのですが、この仁川=ビエンチャン区間のQV分の搭乗券の受取と、この区間の荷物のエクセスチャージは、今朝この37番搭乗口前のカウンターで(米ドル現金で)支払うという、変則的な運用になっていました。
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この左の37番搭乗カウンターで搭乗券受取とエクセス料金の支払い。これを済ませないと、免税店で売って貰えません。

昨日も書いたように、この路線とKUL~VTE間のAKフライトしかなく、1週間に1便しかないこのフライトも満員。他に競合相手もいないのですから、ディスタンス確保できるようにもう少し増便してくれるとありがたいのですがね。
ともあれ、早めに5時半頃から並んだお陰で搭乗券を入手後、スタバで朝食を買って一服する(そして魅力的な商品がなかったため買いませんでしたが、免税品も購入可能な)時間があったのは幸いでした。
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防護服のような白服に身を包んだ客室乗務員の方による機内サービスの様子(1枚目)。
日本の中古機ですか?と思って調べてみましたが、違うようです(RDPL-34199)(2枚目)。

というのも、フライト自体は20分ほどの遅れで搭乗開始・離陸と相成ったのですが、(ある程度の)長距離フライトのお楽しみである機内食が、結構大きな箱で出てきたと思ったら、開けてビックリ、なんですかこの中身は、という貧相さで、更にコーヒーの一杯も供されず、
朝食を食べておいてよかったです。食べてなかったら、午後到着後の隔離ホテルに入るまで相当飢えるところでした。

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この大きな箱に、クロワッサン1つ、クッキー2枚、リンゴ一個、水1本のみ。
えーー 4時間半のフライトで、レガシィキャリアで、これだけー!? 

ビエンチャンのワッタイ空港到着は、離陸の遅れを引きずったのか少し遅れて11:30頃。
ここから入国の様子は参考になるかもしれないので少し詳し目に書いておきます。写真は制限がなかった所だけですが。
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ビエンチャンの街並みを眺めながら、ワッタイ空港に到着。経費節減でしょうか。タラップで地表に下りて、またすぐ階段で建物に上がります。普段だったら楽しいんだけど、今日は大荷物なので...

他にフライトがあるわけでもないのにPBB(ボーディング・ブリッジ:所謂「蛇腹」)を使わず一旦タラップで地上に降ろされ、20mほど歩いた先から階段でPBBに上ってターミナルビルの2階に入り、更に上った3階の出発ロビーにて出発前のPCR検査陰性証明と隔離ホテル予約所のチェックを受け、その場で記入する書類を一枚渡され。
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一応、今でも、歓迎してもらえているみたいです(1枚目)。列に何回も並ぶのは仕方ないですかね(2枚目:最初のチェック)。

エスカレーターで2階に降りて少々並んで当地のPCR検査を、喉と鼻の両方に綿棒を突っ込まれて(鼻の方は少し痛かった)検体採取され、
続いて入国審査。こちらでは通常取得する「査証」とE/Dカードに加えて、ラオス政府発行の入国許可にかかる書類も要提示。こちらは出発前日の27日にメールで届いたものを印刷しておいてセーフ、でした。
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このパーティションの裏で検体採取を(酷いハングル表記ですね)。

その後1階に下りて荷物をピックアップして税関検査(甚だ簡単)を通り、これまでであればこれで外の公共空間に出て終了、
なのですが、
今はここで両替のあと、隔離ホテル行きのバスチケット(6ドル/人)を購入し、そして隔離期間中の新規入国者が勝手に出歩かないように、腕時計型のGPS機器を取り付けられます。ネット情報によると、勝手に外したり外を出歩いたりすると、直ちに保健当局からお叱りの連絡が入ってくるそうです(国連職員や外交官は免除)。
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通常だったら出迎え、携帯屋やレンタカー屋などが並ぶこの空間で、GPS機器の取り付け。

到着してドアオープンからバスの出発まではおよそ1時間15分ほど、オリパラの時の成羽の状況と比べたら、思ったよりスムーズでしたかね(便数・人数が違うとはいえ)。

バスは日本のODAで入れた、恐らくはタイ・いすゞ製の市内路線バスの転用。かなり段差高めのツーステップ車両で、荷物スペースもないので椅子の上にスーツケースを積み上げており、空港対応向きではないのは明らかですが、冷房のついた大型バスで、政府として徴発が容易だったのでしょうね。
車内は荷物半分・乗客は20台ほどですので、1本のフライトに数台のバスで対応しているようですが、空港からは市内15か所ほどの指定隔離ホテル(乗客側で、お財布事情を踏まえて選択できる)を順番に一つずつ回っていきます。車寄せにバスが入れないホテルでは、やはり白ずくめの保健省職員(?)が乗客をホテルの建物まで誘導して、勝手に逃げ出したりしないように担保していました。
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この日本のODAマーク付きのバスで市内へ。

当方のホテルは市内の北東側にあり、到着まで1時間半近くを要し、市内をグルグルと巡る観光バスツアーみたいなもんで楽しくはありましたが、少々疲れましたね。

さ、このホテルで2週間の隔離生活に入ります。退屈しのぎのためにいろいろ用意はしてきましたし、リモートで仕事もありますけれど、
さてどうなることやら。

ぱにゃにゃんだー。

 





 

 

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2021年10月28日 (木)

さあ、赴任の日です。

再開最初の投稿は、10月28日の成田発からにしますね。

今回のビエンチャンへの赴任ですが、コロナ渦中ラオスは国全体として国外との人の往来を厳しく制限しており、陸路国境は貨物以外は閉鎖、空路で飛んでいるのがKLとのAir Asia運行の国連WFPチャーター便(KL-ヤンゴン-ビエンチャンの三角運航)が2週に1便、今回利用することとしたラオス航空(QV)の仁川へのチャーター機が週に1便、その他昆明便があるだけとのことで、発令から着任まで30日以内という当方職場のルールを踏まえると、10/29仁川発のこのフライトが事実上唯一の選択肢となってしまっていました。

それも、事前に聞いていたラオス航空日本総代理店の方の説明によると、これは定期便ではなくチャーター便扱いのため、一般の旅行会社のシステム(アマデウスなど)では発券できず、各社からラオス航空代理店経由でとるしかない、仁川発が朝8時と早いため、東京→仁川間は前日のOZかKEで入って前泊しないといけない(同区間を飛んでいるZip AirはLCCのため、仁川で入国しないといけない、荷物スルーが出来ない)、その他にもいろいろ通常とは異なる扱いになっているようです。
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コロナの世の中、本来ドル箱路線の東京~ソウル路線でもナローボディのA321なんですね。

そして査証取得も本国経伺となっているため申請から時間を要し、更にラオスの休日などの事情も重なり、なんと査証の発給は出発前日27日の朝にずれ込んでしまいました。査証の他にもラオス政府発行の「入国許可」なる別途の書類が必要で、こちらが本国で発給されてメール添付で送られてきたのも26日の夜で、もう自宅のプリンターも処分してしまっていたりと、なかなか厳しい綱渡りでの赴任準備となってしまいました。
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左手に見える筈の富士山は見過ごし、右手下方には北アルプスの山並みを望みながら。

そんなドタバタを経てこの28日、日暮里から京成スカイライナーで成田へ。
事前に宅急便で送付していたスーツケースと合わせ、台車1台では積み込めない位の大荷物を抱えてアシアナ航空OZ101便にチェックイン。この成田では、仁川までのエクセス料金のみを支払い、仁川→ビエンチャン区間のエクセス料金は仁川空港の、(乗換カウンターではなく)搭乗ゲート前のカウンターで米ドルキャッシュで支払うべし、との指示を受けます。色々普通のフライトとは違うのをあちこちで感じます。
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CAさんはこんな格好での乗務。お疲れ様ですね。

今日のOZ101便の機材はA321型機。本来なら大型機が毎日何便も飛び交う東京~ソウル線でナローボディ機というのも驚きですが、それでも搭乗率は2割くらいでしょうか、ガラガラです。そういえばもう30年以上前、アシアナ航空設立時の東京~ソウル路線、同社の最初の国際線で、故にトップナンバーの便名が与えられているわけですが、当時のこの路線もB737-400だったのを思い出しました。
機内に入ると、客室乗務員の方は防護服を想起させるような、白い服を重ね着しており、機内サービス中もずっとこの姿のまま、緊張感が漂います。
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機内食はこれだけ。ホットミールなだけまだまとも、なんでしょうか。

13:20発のほぼ定刻に出発したフライト、ソウルまでの飛行時間は2時間15分ほどですが、機内食も簡素で(これはコロナ関係ないんですかね。韓国線乗るのも久しぶりなもので)、機内エンタメも手元のスマホやタブレットにWifi接続してご利用くださいとの由、あっさりしたものですね。

そんなこんなで食事を食べてうつらうつらするうちにあっという間に仁川着陸。ここで翌朝まで一泊です。
要注意なのは食事をとれる店が19時ラストオーダーとなっており、以降はロッテリアとスタバしか開いてません。
さ、明日は早いし、早寝しますかね。
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仁川空港に着陸。こちらも各路線大幅減便ですが、成田よりは本数多そう。ハブ空港としてまだ機能しているようです。

 

 

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2021年10月 1日 (金)

転勤することとなりました>ラオスへ。

このブログ、久々の書き込みになりますね。

私こと、この度10月1日付で再度の在外赴任、ラオスへの転勤の辞令を受け取りました。

2019年2月に東京に戻ってきてから、2年7か月ほどと、通常の我が職場の標準から見ると随分と短い東京勤務でしたが、在外勤務をする者がおよそ半数という我が職場でも、御家庭の事情(親の介護、子女教育など)で在外に出たがらない職員が多いと噂に聞いていましたので、そのような状況にないと見做された者については容赦なく外に出して、“2018年問題”以降多数発生してきていた空きポストを埋めにかかっているのかもしれません。
このような短い期間で外に出されると、帰国時に買い揃えた家具や電化製品、クルマなど多くのものを殆ど捨てるような形で処分していかなけれればならないのが懐的には痛いところではあります。

とはいえ、前任地ミャンマーの隣の国ラオス。インドネシア・ミャンマー在勤中には2度ほど“応援出張”に出掛けたこともありますし、私用で訪れたことも複数回あり、「勝手知ったる」とは言わないまでも、多少の土地勘はありますし、何しろローカルの食事が美味しいというのは大変ありがたいこと。
このコロナ渦中での在外ということで、到着時の隔離はもとより、首都ビエンチャンもロックダウンが続き、これまでの在外生活のように国内各地や近隣国を旅行して回ることも自由には出来ない生活にならざるを得ない状況です。

今後少しでも早く状況が落ち着いて、以前のような在外生活が送れることを心待ちにしていますし、
そして友人の皆さんが遊びに来てくれる日が一日でも早く訪れます事を心待ちにしています。

というわけで、このブログも久々に再開させていただきます。
当分は現地のお勉強。情報発信はこちらが落ち着いてから、になってしまうでしょうが、今後ともなにとぞ良しなによろしくお願いします。

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