2014年1月11日 (土)

高原は気持ちがいいですね。

土曜日、上司が一時帰国中で不在なので遠出は出来ず、お留守番。
昨日10日ジャカルタのハリム空港が商業開港したということもあり、お出掛けしてきたいところなのだけれど、これは月末以降のお楽しみに。
なので、遠出せず、何かあったらすぐにスラバヤに戻ってこられる範囲ということで、今日はスラバヤから2時間、南のマランの手前、パンダアンを目指してクルマを走らせた。

Google Mapで見ていたらちょっといい感じのカーブがあったので、山に上る前に暫く線路端(駅でいうと、Wonokerto~Sengon間)に寄り道してみたのだけれど、雨季だというのに午前中はそれなりに晴れあがって、暑い。日射病になりそうになるが、すぐ傍の田圃はノンビリと耕している農家のおじちゃんが数名。暑くないのかね~。なのだが、列車が来るタイミングに限って陽が陰る・・・ 
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トラワスの高原地帯からの眺め。涼しくて気持ちがいいです。

さて寄り道が本筋になっちゃっても困るので、本日の主目的、スラバヤから南を目指すと次第に正面に見えてくる大きな山、アルジュナ山の中腹にある避暑地、トラワス(Trawas)を目指します。避暑地としては、山を登っていく途中で分岐するトレテス(Tretes)の方が有名で、きちんとしたホテルもいくつか。ゴルフ場も2つあり、ウチの上司も週末時々やってきているみたいだけれど、今回はそちらはパス。

というのも、こちらトラワスには温泉があるという情報をネットで見かけたので、そちらを試しに来てみた次第でして。
トレテスへの分岐から暫く進むと、段々涼しくなってきて、クルマのエアコンを止めて窓を開けて風にあたる方が気持ちがよくなってきた。ほんの数百メートル上るだけで、あの暑さからこんなに違ってくるものだとはね。

なのだけれど、走っている限りなんらの看板も現れず(温泉浴場は「Pemandian Air Panas」といいます。)、途中眺めの良いところで止まってみた所で尋ねてみたりしたのだけれど、「この先のあっちの方にならある」という返事ばかりで、ドンドン進んでいくだけ。

最後は両側の草木がクルマのボディを両側から叩くような細道を暫く進んで峠を越えて、ああ、ようやく公衆浴場のようなプールが見えてきた!

と思ったら。なんか見覚えのある景色。一昨年の9月に一度入りに来たことのあったパチェット(Pacet)の温泉でした。
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パチェットの温泉… 温水プールですな、これは。

こちら、残念ながら以前行った西バリのミンピ・リゾートや、西ジャワ州ガルットのように、各部屋に温泉露天風呂がついているようなホテルはなく、殆ど温水プールのような共同浴場があるだけで、わざわざ期待していくほどの施設ではないのが残念です。
ちなみにこちら、ラフティングを楽しめるようで、ちょっと事務所を覗いてみたら、一人当たりRp.225,000、ミニマム4人からの参加ということ。以前行ったプロボリンゴの奴もとても楽しかったし、また何人か集めて遊びに来ようかな。
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寄り道してみたのはこの場所。 列車はバニュワンギ=マラン間を結ぶ「TawangAlun」号。20‰の勾配を轟音を立てて上ってくる。

逆方向だとこんな感じ。スラバヤ行き「Penataran」号の、各駅停車の方。下り勾配なので迫力はいま一つ。後方に山が見えればもっと良かったのですがね。
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2012年11月10日 (土)

砂糖じゃなくて、塩。@マドゥーラ島

スラバヤの対岸に位置するマドゥーラ島。
カラパン・サピという競牛競技で有名だけれど、その他にはとりたてて名物・名産もなく、他の地域に出稼ぎに出ているマドゥーラ人は喧嘩っ早いという評判で、先日も宗派間対立から流血沙汰が起こったりしている。農業生産に適した土地でもなく、特段の産業もない、起伏に乏しい平坦な島だ。スラバヤとの間に中国の支援で「スラマドゥ大橋」が架けられ、工業団地の設置も期待されているが、現在まで具体化した動きはない。

そんな中、蘭印時代の昔から続くのが製塩業。天然の海水から作る塩田だ。Googlemapで見てみると、マドゥーラ島の南岸、サンパンから東部のスメネップにかけての一帯には多くの白い田圃が見受けられる。
これまでサトウキビ畑を随分追っかけまわって来た奴が今度は塩に転向か?というわけではないのだけれど、実は塩田にもこんな面白くてたまらないものがあったりするので油断がならない。調べてみると、マドゥーラ島にも以前は輸送用のトロッコがあったらしいのだけれど、現在では全廃。スメネップの工場も閉鎖されてしまっており、広大なヤード跡が衛星写真から見て取れるだけ。残念。
ともあれ、せっかくなので、雨季の始まりが遅れているのを幸いに(露天なので雨季になっちゃうと塩が乾かないので製塩作業が出来ないのね。)、見に行ってみる事にしました。
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マドゥーラ蒸気軌道のTourjun駅跡の警察施設敷地内に残るレール。

 今日はスラバヤから船でカマル港に渡り、マドゥーラ蒸気軌道(Madoera Stoomtram Mij)のバンカラン駅跡に立ち寄った後、ネットでチューツマの方が紹介して下さっていた海鮮レストランでエビなどのお昼ご飯をいただいたのち、線路沿いの国道を東へ走る事約1時間半、途中のTourjun駅跡(現在は警察関係の建物として利用)近くからローカルの道へと分かれ、海岸の集落に出るとその先はもう一面の塩田が広がっていた。
 
衛星写真でみると綺麗に区切られた一帯は国営製塩工場の敷地らしく、ここも製糖工場と同様に厳しい反応で全く立ち入らせて貰えず。他方でちょっと外れた一帯はもう道端のすぐ脇が塩田となっており、あぜ道に降りたって指突っ込んで塩を舐めてみることも可能、しょっぱぁー!!
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塩の山があちこちに見える塩田。畦道での輸送は手押し車だった。
工場入口の遮断機にはレールと車輪が使われていた。かつてはここにもトロッコが。
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その国営製糖工場の施設の方ですが、老齢の係員曰く、80年代頃まではトロッコを使って輸送していたそうだけれど、現在ではこの島の製塩所・塩田全てトロッコの使用はやめちゃってトラックに転換してしまったんだそう。ありゃ既に情報としては知っていたこととはいえ、残念。

未知の軌道の発見には至らなかったですが、面白いものを見る事が出来てなによりな一日でした。
帰路はスラマドゥ大橋経由。ライトアップされて綺麗♪
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シベリアの凍土を走る・・・ではないですな、塩です。ちゃんと洗わないと錆びるぞ~

 

 

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2012年9月 6日 (木)

事故りやがった…

そんなわけで昨日の帰路のCitilinkのフライト、(乗客が一人行方不明で預けた荷物の確認等で15分ほど待たされたものの)フライト自体はすこぶる快適で、無事にスラバヤ着。35〜45万と料金も安いし、暫くはこれ使うかな。LCCだから水も有料だけど、国内線だから持ち込み問題ないし、たった70分のフライトだしね。

そしてそのまま出勤すべく空港に迎えにこさせたクルマで市内に入り、Satelitのインターを降りて暫く走ったところで、あっ近い、危ないと肩を竦めた瞬間、鈍い音と振動に襲われた。左後部が左側車線のタクシーと接触したらしい。逃げるなよー、とクルマから飛び降りてタクシーの前に立ちはだかると、向こうも血相を変えてコノヤローと凄んでくる。
近くにPos Polisiがあったので早速警官が現れ事情聴取。その後連絡を受けて保険会社の調査員が暫くして現れ、どっちが悪いかについては警官も判断せず。お互い自分のクルマは自分で直すことで合意することに。今回も明らかにタクシー側の前方不注意だと思うんだけど、まあ、明らかに先方が悪かったとしても、当地のクルマ、タクシーやミニバス、バイクなんかは保険に入ってないことが殆どで、支払能力なし、結局は自分で直すことになるのが殆どで、今回も保険屋が「それでいい」と言ってるんだから、もうそれで納得するしかないんだろう。
こちらはオーバーフェンダーとサイドステップが擦り傷になってる程度でボディには影響なく、保険使用時の最低自己負担分20万ルピアの支払ということで、実害は大きくないんだけれど、まあ不愉快この上ないですなあ…。
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左サイドステップからリアフェンダーにかけての擦り傷。ボディが凹んでないのが不幸中の幸い…

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2012年8月24日 (金)

仕事帰りに…

今日は「もし仕事が早く終わったら、」ということで、着替えを用意して出勤。
定時16:45を30分ほど過ぎた頃に事務所を飛び出すと、案の定携帯に仕事の電話が追っかけて来たけれど、なんとか電話とメールで片づけることが出来たので、そのままWaruインターから高速に乗り、到着は深夜になるだろうから、ホテルに電話して部屋を抑え、目指すは東ジャワのSitubondo。
まだ連休気分が抜けていないのか、下り線は案外順調で、途中ProbolinggoのKFCでちょっと一休みして、結局5時間程で10時過ぎごろ無事に今日の目的地Situbondo着。いつもと同じランクの部屋を電話で頼んでいたら、この宿4回目だけど、この同じ部屋泊るの3回目~になりました。
華僑系と思しき客で結構埋まってる週末前日でしたが、空いててラッキー、なのかな。ちなみに今晩は外国人の来客は他にはなし。明日の晩からオランダ人のグループが来るそうです。シーズンだからねえ。
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Situbondoで一番まともなホテル、RosaliはAC、ホットシャワー付でRp.300,000~。

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2012年8月11日 (土)

中古車ですから。

先週火曜日に事務所近くのToyota Auto2000で40,000km点検、これがオイル交換だのフィルター交換だのの部品代などあわせて18,000円程と結構なお値段。新車で保証期間内なら、整備点検基本料は無償の筈だけど、こちらはもう6年落ちの中古車だから仕方ないね。
でも流石に全国ネットのトヨタ正規ディーラー、ナンバー(まだジャカルタ時代のナンバーのまま、変更手続き中。)を打ち込むと、過去のジャカルタでの整備履歴がちゃんとコンピューターで見られるのは素晴らしい。

で、その際にディーラーの人から、バッテリーがもうヤバいから変えた方がいいよ(ちなみにウチで替えると約1juta(1万円)だよ)というアドバイスがあったため、今日は市内の個人営業のベンケル(自動車整備工場)が並んでるエリアに赴き、バッテリー交換。因みにインドネシア語では「アキ」っていいます。在留邦人のアキちゃん・アキ子ちゃん、あなたの名前を聞いて当地の人はバッテリーを思い浮かべています。

さておき、このクルマも買った時点で4年落ちの中古だったんで、既にバッテリー純正品ではなく乾式の社外品に交換されており純正サイズは不明。それでも、このクルマ(Fortunerのガソリン車)なら今ついてる65サイズでOKということで、湿式だと3カ月ごとのバッテリー液の補充が必要でRp.65万(流石にそんなに頻繁には必要ないだろー)、乾式だとメンテフリーでRp.87万、但し今ついてる中古品を6万で下取りするから81万(作業代込み)ね、ということで、ちょっと悩んで乾式に決定。ディーラーよりは安いけど、結構するのね。
ちなみにメーカーは韓国製「ロケット」とフィリピン製、インドネシア国産の「MS」と3種類あって(GSはないのかな?)、新居にもSamsungのTVやらLGの洗濯機やら韓国製品はいっぱい入っているんで別に韓国製に抵抗はないんだけれど、今日は竹島問題で騒いでいる日なのでなんとなく韓国製は避けて国産品を選択。

作業は20分ほど。エンジンを掛けっ放しで交換作業をするのにはちょっと驚いた。これだと電源入ったままだから、ラジオのチャンネルとか再設定しなくていいんだよ、とのこと。所変われば、なのか、最近はこういうやり方が主流なのかな。
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バッテリーを新品に交換。エンジン動いてる脇での作業です (^-^;; 

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2012年7月23日 (月)

靴履き換えました♪

ここジャカルタで暮らしていると、在留邦人の方の中からパンク強盗にあったなんて話が伝わって来ます。そうでなくとも道路状態の悪さから、この2年間に落花生。のクルマも3回ほどパンクしており、その都度ツギ当て修理(Tambal Ban)をして対処してきてました。しかし、中古で購入して2年1.7万km、新車時から6年4万kmを経過し、タイヤの溝は殆どなくなってきており、スラバヤまでの長距離走行も控え、そろそろ替え時かな、という頃合い。
ここインドネシアは国産のタイヤメーカーもあり、値段的にそれほど高いわけではないとはいえ、量販店間の競争があるわけでもないため、落花生。のフォーチュナー(初期型)の265/70R16サイズの場合、1本約18,000円とそれなりのお値段。
で、一計を案じてみました。当地ではクルマ好きのお金持ちは結構ホイールにお金をかけたりするんで、まだ十分使えるタイヤのついた純正品のアルミが下取りに流れて来てる筈だ。2008年MCの中期型からは17インチ(265/65R17)にサイズアップしてるし、これどうだ?
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前輪が新しい17インチ、後輪が従来の16インチ。前は大きいけど安っぽい!?

で、以前ホーンを交換したりとお世話になったことのあるKemayoranのクルマ市場のAuto95のオヤジに相談してみると、暫くの後連絡があり、付き合いのある店に入荷があるから来いよ、と。
で、引越準備で休暇を貰ってるこの日の午後ノコノコ出掛けてみると、連れていかれたのは同じ市場の片隅にあるタイヤ販売店。
連絡がいっており話はすぐ通じ、日本贔屓の華僑のオヤジ曰く、「2010型と2012年型、どっちがいい?」。新型買ってもう替えてる客もいるわけか。後期型のホイールは何となく線が細い印象なので、中期型の2010年モノを選択(オヤジ曰く、新型は人気ないんだよねー、だそう)。 傷は全くなく、ついてるタイヤはBSデューラーでまだ脇に髭のついてる殆ど新品、走行2,000kmだという。これが4本で10万円、今ついている前期型の純正アルミと(ほぼ)山なしタイヤを下取りに出して、追金は6.5万だというので、今のがそんな3.5万もの価値があるとも思えないが、とまあ納得して交換作業へ。

そんなわけで新しい靴に履き替えたフォーチュナー君。走り出してみると、扁平率は上がっているのに乗り心地はマイルドになった印章。前のタイヤ、ゴムが硬化してたのかな? 見た目の印象は「何となく変わったかな…」という印象ですが、気分転換というよりは、今回の支出は安全面からも必要経費だったし、まあ良しとしましょ。
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ちなみに後期型のホイールはこんな感じ。




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2012年6月24日 (日)

鉄橋と民俗村と温泉と・・・♪

今日は任期末を見据え、ジャカルタ近郊で行ってみたかったところを纏めて訪問してみることにし、ちょっと早起きしてクルマをバンドゥン方面の高速へと走らせた。
いつもはバンドゥンの手前で下りて市内に入っていくので、市街地南方をグルっと回って終点迄は初走り。その後それなりに交通量が多くて混雑している国道を東へ向かい、最初の目的地は中部ジャワ州もほど近い、Tasikmalayaを過ぎてCiamisの手前。何故こんな所で?という三差路を右折し、この辺はまともな地図なんかないんでGoogleMapを頼りに田舎道を下って少しクネクネと走ったところに今日最初の目的地、Cirahong橋はありました。この橋、オランダ時代の1893年に建設された120年の歴史のある産業遺産的存在の鉄道橋。
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上下二段構造のCirahong橋を通過する、遅れの急行Lodaya号。

これまで立ち寄ってきたバンドゥン手前の幾つかの橋とはデザインがまるで異なり、極めて骨太な作り。セメントで固められた足は、1934年の補修なのかな。
この橋がインドネシア唯一を誇るその構造、上を単線の鉄道、下はクルマやバイクなどが通る上下2段の構造になっている点。単線なので下の道路部分もそれほど幅広いわけではなく、勿論片側交互通行。橋の袂には例によって地元のお兄ちゃんがたむろして,交通整理がてら小銭を徴収している。

列車は15時くらいまでないというので、流石にそれまでは待つ気はないが、この橋を眺めるためなのか、丁度いい位置に小綺麗なレストランがあったので、もう13時過ぎといい時間なので鶏肉の定食メニューを頼んで、東屋でのんびりとお昼ご飯・・・を食べていると、突然汽笛一声、列車が現れて橋を渡りだした。
これはソロ発バンドゥン行きの1,2等急行74列車Lodaya号らしい。カメラを持って東屋から飛び出してその姿を一枚。期待してなかっただけに嬉しいサプライズで、間違った情報もまたこれ良いもんだ。
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Cirahong橋の一階部分はこんな感じで対面通行。路面は木製。重量制限も何も書いてないけど大丈夫かな?

その後、Tasikmalayaの市内を抜けて西方へ向かい、目指したのは「Kampung Naga」という民俗村、とでも呼べばいいだろうか。電気やガスなどの現代文明を拒否して生活している人達が居る部落があるということで、ちょっと聞くにジャワ島西部のバドゥイに近いものがあるけれど、そこのように何時間も山道を歩かなければ行けないようなところではないようだ。
道端の駐車スペースにクルマを停め、地元の若者をガイド(観光地ではないので、ガイドなしでは余所者は入村を許されていない由)につけ、400数十段の階段を下って村に向かう。
現在113の家があり、108世帯300数十人が暮らすというこのカンプン・ナガ村、電気は緊急無線用のバッテリーのみ。家も外からの材料やペンキなどは一切使わず、自給自足に近い形で生活しているという。コメや野菜、肉や魚は自給。現金収入は、このガイドや工芸品の販売により、最低限の油(政府から補助金を貰っている由)などを購入しているとか。
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ちょっと逆光だけど、カンプン・ナガ村。白壁と茅葺き屋根がちょっと白川郷を連想?

ガイドの青年の家に案内して貰い、キッチンというか蒸し竈のある調理場や、伝統楽器を見せていただき、段々夕暮れが近づき幾つかの家の煙突から炊事の煙が上りだしたのを頃合いにおいとまさせて戴く。草木や竹の繊維を組んだものに石灰を使って白壁を作り、屋根は茅葺きという、一瞬奥飛騨の白川郷をも彷彿とさせるようなこの小集落、学校というか集会所でイスラム講話を聞く少年達の後ろの方では携帯を熱心に弄ってる子がいたり、子供達はサッカーボールで走り回るなど、現代文明を完全に拒絶しているとは言い難いけれど、それはまたそれで人間味溢れる。雰囲気はとってものんびりしていて素敵なこの村、ジャカルタから頑張って日帰りで訪れるにはとってもいい感じのところでした。最後にガイド料相当のお気持ちを渡してお別れ。

最後、帰り道の途中、Garutの街ではもうすっかり日も暮れてしまったけれど、1983年に廃線になったCibatu~Cikajang間路線のガルット駅跡に立ち寄った後、チパナス温泉郷のKampung Sumber Alam ホテルで晩ご飯と一浴び。日帰り入浴一人20,000ルピアのお風呂部屋はインドネシア水準では極めて綺麗で、更にホテルのジュニアスイート以上の各室には専用の露天風呂(ジャグジーつき)が完備され、4人で泊まれば週末価格でRp.200万だから一人50万Rp程。日曜だというのに満室だったので、とても人気のホテルの模様。是非どなたかお泊まりをお試し下さい♪
夕食後、夜の高速を飛ばし、12時半頃帰京。あー疲れたけど充実した一日でした。
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往路、前回列車が走っているのを眺められなかったCikubang橋でちょっと待って一枚。

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2012年5月13日 (日)

スカブミでラフティング!

今日は珍しくアウトドア・アクティビティ(笑)
職場のシェフと若手の同僚と、何故か出発はウチのアパートの前のチキニ駅。
ここジャカルタに住んでいてもJABOTABEKの電車には乗った事のない人も多く、折角なのでドア開けっ放しのEkonomi(今日は珍しくHolec車)に乗ってボゴールに向かい、先乗りさせておいたクルマであらためて出発し直し。

ボゴール南方のCiawiのインターチェンジを降り、南のスカブミへ向かう道路は道幅も狭い割には大型トラックなどの交通量も多く、集落の中では右左折車や流入するクルマが障害となって結構な渋滞を作ってヒヤヒヤしたけど、結局何とか時間どおりに目的地のMeeting Point着。今日はここから約12kmをボートで川下り。ラフティングって奴です。
前もって地元の旅行会社を通じて予約しており、軽くお昼ごはんの後、いよいよ救命胴衣とヘルメットを被ってさあ川へ出発だー。。

ところで落花生。、ラフティングなんて実は初めてです。長瀞ですらやったことない。
この時期は雨期の終わりなのだけれど、水量は案外多くなく、水面より随分高いところにゴミが洗濯物のように引っかかってるし、水面には結構あちこちに岩が突き出しており、大丈夫かいな?

ところがイザ漕ぎ出してみると、これが楽しーんだぁっ。最初はおとなしく緑の森の中をのんびりと、ジャングルクルーズ的に滑り出したのだけれど、そのうち次第に流れの急な段差の大きな箇所を乗り越えるというか、落ちるようになり、たまたま一番前に位置どった事もあって、これがまあ濡れる濡れる。着替え持って来といてよかったよ。約12kmの間に、スプラッシュ・ポイント(?)は20か所ほど。激しく落ちるところでは専属カメラマンが待ち受けている(後でCDに焼いて売ってくれる)。遊園地のジェットコースター系は大っ嫌いなんだけど、このジャングルクルーズがいつの間にかスプラッシュマウンテンと化し、最後濡れ鼠になっちゃったんだけど、終了直後の第一声、“もう1回やりたーい!”
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ずぶ濡れになりながらもハシャギまくる一同。だって楽しーいんだもん。

終了後のちょっとしたご飯、途中6km地点での休憩の際の丸ごと椰子ジュース、ミーティングポイントから乗船・下船場往復のクルマ(その辺を走ってるアンコッをチャーターしたもの)含めて26万ルピアはとっても安かったです。ちなみに今回お願いしたのは、プラウスリブをメインにジャカルタ近郊のツアーアレンジをやっている、ネフ・ツアーさん。日本語はダメだけど、丁寧な対応でした。

終了後はジャワ島南海岸のプラブハンラトゥ迄下り、漁港の脇の魚市場で選んだ魚を隣の建物で調理して貰って晩御飯。エビ、イカ、サバ、マグロ等など。流石にシェフが一緒に居ると、魚も良いものを選んで貰えて最高です。ところで、この↓正式な名前は何回聞いても辞書に出てこないんだけど、イカン・キパス(扇)と呼ばれてるこの魚、珍しいでしょ。何これ? 味は極めてフツーの白身魚だったんだけど。
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2012年2月19日 (日)

温泉三昧、いや六味でした。

今朝は少し早起き、職場の同僚T中さんと、シンガポールから来訪のI関さんを空港でピックアップし、豪雨のJagorawi高速をボゴールへ向けて走る。「僕は晴男だから」などという戯言を聞き流しながらボゴールが近づき、サラック山が見えてくる頃になっても雨は全くやむ気配がなかったのだが、高速を降り、一般道を西へ向けて走るうちに段々雨が弱まりだした。あれ、ホントに晴れ男??
今日の目的地は、マレーシアの温泉をあちこち回っているI関さんの希望で、ジャカルタのタウン誌(?)「南極星」のバックナンバーを手にこのボゴール近郊の温泉巡り。
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チガメア温泉郷。浴衣と下駄で歩ける温泉旅館街が欲しい雰囲気だなぁ。

まず最初は、このサラック山麓のグヌン・サラック国立公園の中にあるチガメア(Cigamea)。クルマはアンコッがすれ違えるくらいの道幅の道を次第に標高を上げ、国立公園の入口で入園料を支払い、案内看板に従って右折、数kmで最初の目的地チガメア温泉(?)に到着。Villa Michaelなるリゾートホテルとの位置関係、この「南極星」の地図、ちょっと間違ってるね。
ここから暫く谷へ歩いて降りて行くと、川沿いに「温泉郷」とでも呼びたくなるような小さな集落が現れた。何人か声をかけてくる客引きは、休憩部屋を提供するもので、近所の屋台から食事をとって、一日ノンビリ過ごすところらしい。
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メインは温水プール的。背中側には小さな個室湯、下の方には打たせ湯と足湯。

温泉といっても、ここインドネシアでは温泉旅館・大浴場がある訳ではなく、温水プールとその脇にある小さな個室浴場がメイン。料金を払ってその両方を試してみる。ちょっとぬるいけど、いい湯です。
これまで世界10カ国、日本も含めて850湯を試したI関さんによれば、味わってみたところ、炭酸泉だとの由。その後打たせ湯と、最後に足湯(ここが一番温度は良かったかな)に浸かり、次へ向けて移動。

二湯目は、国立公園内を抜け、東側に出て道路標識もなく判りにくい道を30分ほど走ったところにあるタリ・コロット村の温泉。西から向かうと全く見過ごしてしまうのだけれど、東から来ると小さな「air panas」の看板が道端に立っている。雨上がりの泥だらけの田んぼの中のあぜ道を下り、そこからまた徒歩で坂を下りて行くと、20人ほどの地元のお兄ちゃん・オバちゃんたちが楽しむ野湯がありました。
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田んぼの中の野湯、Tari Kolotにて同僚T中さんと。ちょっと行きづらい場所にあります。

田んぼの中のコンクリートで造られた湯船は、一見濁っているように見えるが、入ってみると中々よい感じ。底から湯が湧いているので飲んでみることは出来ないけれど、さっきのチガメアとはこんなに近いのに泉質が全く違うように感じる。
入口のところの売店からはインスタント麺や飲み物を湯船まで運んで来てくれるので、ここも食べたり飲んだりしながら、ノンビリする事が出来ます。なにより、野趣溢れる感がいいですねえ。
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カワ・メラの源泉。周囲は真っ赤、相当熱いです。

さて、今度は一旦大渋滞のボゴール市内を抜け、高速に乗って北へ少し、Sentul Selatan (City)インターで降り、以前も来た事のあるグヌン・パンチャールのギリ・ティルタ温泉へ移動。ここには、この外国人向けリゾートの他にも幾つかあるというので、落花生。的にはこっちが楽しみ。
取り敢えずはギリ・ティルタの貸切露天風呂の東屋で3湯目と遅いお昼ご飯の後、今度はその少し山の上にあるカワ・メラ(赤湯)。急坂を登り、市内から来る際に「左ギリ・ティルタ」と書いてある道をそのまま真っ直ぐ行ったところに1台分の駐車スペースがあります。
こちらは道端の池に相当熱い源泉が湧いており、池の周囲の岩や土は赤く変色している。竹製の囲いで囲われた、既に数人の先客でかなり一杯の湯船(勿論水着混浴です)に混ぜて貰うと、今日の4湯の中では泉質が最もマイルドで肌に合う感じ。ちょっと狭いのが残念だなあ。折角崖に面しているんだから、広い眺望の開けた露天にすればもっと楽しめるんだけどなあ。
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カワ・メラの共同浴場は大混雑。湯は一番肌に合う感じでした。

「もう行くの?もっとゆっくりしていけばいいのに」という声を後に、今日の5湯目は、先程のギリ・ティルタ温泉の上の、恐らくホテルの敷地内にあるカワ・ヒタム(黒湯)。お湯としてはホテルのものと同じなんだろうけれど、こちらは広い水着混浴の露天風呂。

なんとなく義務感が漂い始めた6湯目は、市内方向に少し戻って再度看板に従って左折した先にある、今日6湯の中では最も賑わっているカワ・ミネラル。沢山の売店や休憩所案内人の呼び掛けを振り切って、また温水プールで最後のひと浴び。片隅にはドクター・フィッシュと称して日本でもよくある足の角質を小魚に食べさせている所があったり、休憩所では沢山の家族連れがわいわいと楽しんでいたり、もっとも普通のインドネシア人の温泉の楽しみ方が垣間見られるところでした。

あー疲れた。ジャカルタ戻ったらSPAでも行くかな(笑)
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ミネラルの湯の共同浴場。この頃には、そろそろ湯あたりした感が・・・

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2011年11月29日 (火)

Fortuner小変化。

数日前の日記でトヨタにクルマを修理に持ってって、なんて話を書きましたが、先日のカップフォルダーの件といい、ちょっと品質のトヨタとしてはあまりあり得ないような壊れ方が続いていて、部品をまとめて注文して直して貰ってきたわけです。

その一つがこちら。
Img2011112500644
4WDの切り替えシフトノブのブーツを、センターコンソールに内側から固定するための枠のゴム、と説明しても判らないかな。それが割れてブーツが下に抜け落ちてしまってるのが一つ。

もうひとつがこちらで、
Menteng2011111200536
フロントウィンドウを留めているゴムの枠の一部が外れてブラブラになっている、勿論だからといって直ちに窓ガラスが外れるというわけではないんだろうけれど、こちらも修理をお願いすると、ワイパーの付け根の周りの黒いプラスティック製の部品と一体となってのアッセン交換ということで、随分高くついてしまった。

この際なので、一緒にやってしまったのが、純正のプラスティック製の部品が随分汚くなっていた各ドア(特に運転手ドアのが)ウィンドウスイッチ部分と、前席センターとサイドのエアコン吹出口部分と、全部纏めてウッドパネル化。こちらはウッド「風」の模造品だけれど、日本に比べると随分安い。日本だと純正OPで3~4万円はするだろうけれど、ここでは半額以下ですね。まあこれは気分転換ということで。
問題のカップフォルダーも正しいものに無事交換され、これら全部で締めて35,000円ほど。
中古車はやっぱり色々ありますねえ。。。
Menteng2011112500649

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